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2007年11月 8日 (木)

Bookcover なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか? [a]
清水 勝彦 / 東洋経済新報社 / 2007-08
著者はコンサル出身の経営学者。
いまや戦略思考はすっかりコモディティ化してしまい,それだけでは差別化できない。そもそも世界はあまりに不確定なので,正しい戦略など立てられない。かといって日本企業が誇る現場主義も,ただ現場力を競う消耗戦に陥ってしまう(←な・る・ほ・ど)。むしろ,個人のこだわりを生かし,小さな工夫,小さな実験を積み重ねていくことが大事だ。というような主旨であった。
 前半の戦略主義批判のところは大変面白く,膝を打つ思いであった。ときおり焦燥感に駆られて,経営戦略とかなんとかについての本をめくってみたりするのだが,ここに書いてある事って結局ほとんど後知恵だよなあ,と白けてしまうことが多いのである。そうだよね,わからんことはわからんというべきだよね。
 いっぽう後半の提言の方は,ちょっと具体的なイメージがわかなかったのだけれども,まあそれは俺の問題で,組織を中から動かすという経験を積んでいないからだろう。

 こうやって振り返ると,最近は読みやすい本ばかり読んでいる。つまんない人生だなあ。

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