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2008年7月20日 (日)

相対的重要度関連の論文を2本。

Pratt, J.W. (1987) Dividing the indivisible: Using simple symmetry to partition variance explained. Proceedings of the second international Tampere conference in statistics. 245-260.
 学会のproceedingsだが,あまりによく引用されるので,非常勤先の図書館で取り寄せてもらった。
重回帰における独立変数の重要性の指標は標準偏回帰係数×相関係数だ,ということを公理的に証明(!)してみせた論文。残念ながら,さっぱりわかんなかった。
 この指標はシンプルだし,和が決定係数に一致するので都合がよいのだけれど,もっともあからさまな難点は,ともすれば負になってしまうというところだろう。著者にいわせれば,負になるのは現象があまりに複雑だということを示しているのだそうだが。。。そんなことをいわれてもね。

Kruskal, W. (1984) Concepts of relative importance. Questiio, 8(1), 39-45.
 クラスカルによる初期のレビュー。この雑誌もなんだかよくわからない(スペイン語圏の大学の紀要かしらん)。

うーん,こんなマイナーな論文をのんびり読んでいても埒があかないぞ。

論文:データ解析(-2014) - 読了:07/20まで (A)

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