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2008年10月27日 (月)

Cote, J.A., Buckley, M.R. (1988) Measurement Error and Theory Testing in Consumer Research: An illustration of the Importance of Construct Validation. Journal of Consumer Research, 14(4), 579-582.
相関の希薄化についての短い啓蒙論文なのだが,ちょっと面白いのは,どのくらい希薄化するかをむりやり定量的に一般化してみせているところ。なんでも著者らのメタ分析(JMR,1987)によれば,態度指標における真の(traitの)分散は30%, 手法による分散は41%, 行動指標における真の分散は42%, 手法による分散は26%,手法の相関が0.55だそうな。ここから算出するに,態度指標と行動指標の標本相関は,仮に真の相関が1.00だとして0.53, 逆に0.00だとして0.18となる由。ちょっとした数字の遊びだが,こうしてデモンストレーションされるとインパクトがあるなあ。仕事には使えないけど,研修のネタにつかえそうだ。

論文:データ解析(-2014) - 読了:10/27まで (A)

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