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2009年8月13日 (木)

Bookcover ビザンツとスラヴ (世界の歴史) [a]
井上 浩一,栗生沢 猛夫 / 中央公論社 / 1998-02
実のところ,このブログにさしたる意味はないのだけれども,少なくとも,読んだ本を忘れない,同じ本を二度読まなくて済む。。。というメリットはある。ついでに本の感想やコメントを書きつけておけば,なおさら忘れずに済むのではないかと思う。
 普段は数冊たまってから記録しているのだけど,日が経ってしまうと,ついつい書かずじまいになってしまう本もある。仕事関係の本や論文はなおさらである(楽しんで読んでいるわけではないから)。これからは,読むたびに書き留めておくことにしよう。。。と思ったのだが,そんなことを考えるのも,今週は勤務先の夏休みだからであって,来週からはまた元の木阿弥かもしれない。

 それはともかく本の話。ええと,この本は,前半はピザンツ(東ローマ帝国)の話,後半はスラブ史。ずっと前に前半を読み終え,そのままになっていた。このたびふと再び手に取ったが,後半は,地名もよくわからんし,話が広すぎてとっつきにくいしで,結局流し読みになってしまった。
 ピザンツはいわば過去のローマ帝国の栄光に生きた帝国であって,奇妙な文化的習慣に溢れていた。たとえば,建前としては皇帝は市民(デーモス)の第一人者であって,儀式には市民と呼ばれる人々が列席し「ローマ人の皇帝万歳!」と唱えるのだけれど, 彼らは実は宮殿に雇われた下級役人であり,彼ら儀式用役人の人件費は,中央官庁の官僚の給与総額に匹敵するものであったらしい。面白いなあ。

ノンフィクション(-2010) - 読了:08/13まで (NF)