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2011年11月 4日 (金)

Bookcover 味覚と嗜好のサイエンス [京大人気講義シリーズ] [a]
伏木 亨 / 丸善 / 2008-04-17
農学部の栄養化学の先生が素人向けに書いた本。
 「コク」概念の話がとても面白かった。著者の先生は,コク概念を「原型のコク」(油脂,糖,うま味などの複合),「学習のコク」(原型のコクとの関連の学習によって得られるコク),「比喩のコク」(より高度な連想や想像の結果として得られるコク),の3層の階層として考えているのだそうだ。面白いなあ。この考え方だと,コク概念の中心には特定の味覚特徴に根ざした本質的コク経験があることになるが,実はコク概念は家族的類似性に支えられていて(すべてのコク経験が互いに比喩的関係にあって),本質的なコクなどどこにもない,という考え方はできないものかしらん。

Bookcover 平家物語の読み方 (ちくま学芸文庫) [a]
兵藤 裕己 / 筑摩書房 / 2011-10-06
題名とは異なり,平家物語の読み方指南書というより,平家の生成過程についての本格的な考察であった。細かいところはよくわからんが,面白かった。

Bookcover 血の日曜日―ロシア革命の発端 (中公新書 219) [a]
和田 春樹,和田 あき子 / 中央公論新社 / 1970-05-25
東京国際ブックフェアの中公ブースで買った品切本。250円なり。
 ロシア革命前夜,映画で有名な戦艦ポチョムキンの反乱の直前に,ペテルブルグで「血の日曜日」という民衆弾圧事件があったのだそうで,その指導者であったガポン司祭に焦点を当てた本であった。

Bookcover 子どもたちに語るヨーロッパ史 (ちくま学芸文庫) [a]
ジャック ル・ゴフ / 筑摩書房 / 2009-09-09

Bookcover ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録 [a]
西川 善文 / 講談社 / 2011-10-14
先ほど読了。敵の多そうな人だなあ。。。

Bookcover ナポレオン3世とフランス第二帝政 [a]
高村 忠成 / 北樹出版 / 2004-10
しばらく前に読んで,記録するのを忘れていた本。マルクス先生のおかげでちょっとしたナポレオン三世ブームだったのである。
 初出についての記述が見あたらなかったが,おそらく紀要論文などを集めたもので,章のあいだに重複が多く,素人にとってはちょっと不親切な内容であった。

Bookcover シェイクスピアのたくらみ (岩波新書) [a]
喜志 哲雄 / 岩波書店 / 2008-02-20
そうそう!と膝をうつところがあったり(例, マクベスはなんだかんだで雄々しい奴だ),いやあ先生畏れながらそれはよく分かりませんというところがあったり(例, オセローは嫉妬の悲劇とは言えない由。うーむ)。。。楽しいなあ。

仕事に関連する本はもともとあまり読み通すことがないのだが,それにしてもここんところは,西洋史とかシェイクスピアとか,全然関係ない本ばかり読んでいる次第である。やれやれ,どうしたものか。

ノンフィクション(2011-) - 読了:「味覚と嗜好のサイエンス」「平家物語の読み方」「血の日曜日」「子どもたちに語るヨーロッパ史」「ザ・ラストバンカー」「ナポレオンIII世とフランス第二帝政」「シェイクスピアのたくらみ」

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