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2012年4月23日 (月)

Bookcover シェイクスピア全集 (〔35〕) (白水Uブックス (35)) [a]
ウィリアム・シェイクスピア / 白水社 / 1983-01
近代人の常識を打ち破る荒唐無稽ぶりは,先日読んだ「シンベリン」に匹敵するのだけれど,こっちのほうが全然面白いと思った。舞台に「時」が登場してあれこれ説明するところなんか,典雅でよろしいですね。
 重要な場面のひとつに,ボヘミアの海岸なる場所が出てくるんだけど(ボヘミアは現在のチェコ,内陸である),当時の観客にとっては違和感はなかったのだろうか,それとも,我々にとっての「信州の海辺」みたいなもので,あきらかにナンセンスだったのだろうか。

 シェイクスピアの戯曲は小田島訳だと37冊あるが,うち21冊を読んでしまった。読むのがだんだんもったいなくなってきた...

フィクション - 読了:「冬物語」

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