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2014年10月31日 (金)

Braun, M., Johnson, T.P. (2010) An illustrative review of techniques for detecting inequivalences. Harkness, J.A. et al. (eds.) Survey Methods in Multinational, Multiregional, and Multicultural Contexts. Chapter 20. John Wiley & Sons.
 仕事の都合でざっと目を通した。
 この本は2008年にベルリンで開かれたInternational Conference on Survey Methods in Multinational, Multiregional, and Multicultural Contexts (3MC)というカンファレンスの論文集。この会議自体はAAPORとかASAとかの協賛で開かれたものだが、調べてみたら、現在はブリュッセルのComparative Survey Design and Implementation (CSDI) という組織が毎年ワークショップを開いており(来年は5月にロンドン)、2016年には第二回の3MCカンファレンスをシカゴで開くらしい。

 この章は分析のパートの総論に相当していて、このあとに各論として、多群多レベルのSEMやLCAについての章、多項IRTでDIFを調べるという章、MMTM行列でなにかをどうにかしますという章(うぉう、LCA関連で名前をよく見るHagenaarsさんだ)、定量と定性をあわせてなにかをどうにかするという章が続く。

 多国間調査のデータを国のあいだで比較できるか? それを調べる手法を片っ端から紹介する。例に使うデータはISSP国際比較調査のジェンダー役割の項目(4項目)と、ベンチマークに使うジェンダーイデオロギーの項目(1項目)。西ドイツ、US, カナダを比較する。
 紹介する手法は...

最後に星取表。表頭に{分布・平均・相関、EFA, 信頼性, MCAとMDS、多群CFA、マルチレベル, IRT}の7つをとり、表側に{クイックに概観できるか、国の数が多くても大丈夫か、個人を同定するか、国を通じた要約が出るか、項目レベルかテストレベルか}をとって表をつくっている。まあだいたい想像がつく内容なので省略。

 途中でだんだん関心を失くして適当に目を通してしまった。まあいいや、次に行こう。

論文:データ解析 - 読了:Braun & Johnson (2010) 多国間調査のデータを国と国の間で比較できるかどうかを調べる方法を総ざらえ