elsur.jpn.org >

« 読了:Schwarz (2006) 博士の状況化された認知、または如何にして私はただ面白がるのを止めてそこに適応的価値を見出すようになったか | メイン | 読了:Ackerman, Nocera, & Bargh (2010) クリップボードが重いと判断も重くなる、椅子が固いと態度も固くなる »

2015年1月14日 (水)

Klein, A.M., Becker, E.S., & Rinck, M. (2011) Approach and avoidance tendencies in spider fearful children: The approach-avoidance task. Journal of Child and Family Studies, 20, 224-231.
 approach-avoidance task(AAT)という潜在態度測定手法があるけど、その使用例を読みたくてパラパラめくったやつ。子どもの{クモ, 蝶}の写真に対するAAT。研究の視野には不安障害としての蜘蛛恐怖症の診断があるのだけれど、実際に使っているのは普通の子どもであった(9-12歳)。
 写真が出たらすぐに消せという課題の反応時間に、確かにクモに対する回避が現れているんだけど、試行を反復しているとわりかし早く馴化しちゃうみたいだ。そりゃそうだろう。理論的には単純反応課題のほうが純粋であるのはわかるんだけど、ロバストな測定という観点からは、なにかしらの認知的なカバー課題にしたほうがいいのではなかろうか。。。
 しっかし、手続き上仕方ないとはいえ、クモの写真が画面でがががーっと広がるのを見せられるわけで、子どもらも可哀想にね。

論文:心理 - 読了:Klein, Becker, Rinck (2011) AATでクモ恐怖を測定

rebuilt: 2020年4月20日 18:57
validate this page