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インタビューへの行動科学的アプローチ:マーケティング・リサーチを中心とした展望


日本行動計量学会第47回大会(2019年9月, 大阪大学豊中キャンパス)において、特別セッション「インタビューへの行動科学的アプローチ:マーケティング・リサーチを中心とした展望」を開催しました。ご参加のみなさま、誠にありがとうございました。

このページでは、企画主旨、発表題目、(一部の発表について)発表資料を掲載しています。ご関心ありましたら、各発表者、ないし小野までご連絡ください。

企画主旨

人々の行動と意識を理解するうえで、インタビュー(面接)はひとつの重要な手法である。適切なインタビュー手法は社会とそのダイナミクスについての理解を深め、よりよい社会的意思決定に寄与するだろう。

にもかかわらず、たとえば質問紙調査手法に関する実験研究の蓄積と比べた時、インタビューそのものを対象とした実証研究は乏しい。

本セッションでは、マーケティング・リサーチにおける消費者インタビューを中心とした、インタビューについての実証研究をご報告いただく。 調査手法研究者、心理学者、インタビュー実務家などさまざまな立場からの発表を通じ、インタビューをめぐる研究の現在を展望する。

本セッションを通じて、ビジネス・学術におけるインタビューの“ユーザ”が抱く実務的関心と、インタビューに対する科学的関心との間の橋渡しを狙いたい。

発表題目・発表資料

1.インタビュー調査への科学的接近:歴史と展望
芳賀麻誉美 (大阪経済大学)
2.マーケティングにおける生活者インタビュー 〜問いと間に挑む実務家の立場から〜
ツノダフミコ (株式会社ウェーブプラネット)
3.グループインタビューにおけるモデレーターの表情効果の定量化
小林治希(大阪経済大学)・高橋彩純(大阪経済大学)
4.言語モデルに基づくインタビュー参加者間相互作用の分析
小野滋(株式会社インサイト・ファクトリー)
5.フォーカス・グループ・インタビューの相互行為:モデレーターの働きかけと語りの関係性
文野洋(文京学院大学)・ツノダフミコ (株式会社ウェーブプラネット)・小野滋(株式会社インサイト・ファクトリー)

企画者


Last Update: 2019/09/13