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2005年12月 5日 (月)

 先日,中山素平が亡くなった。99歳。世情にからきし疎いもので,ああ昔の銀行の偉い人ね,という程度の知識しかないのだが,いくつか目にした追悼記事のなかで,今週号の日経ビジネス誌に載ったものが出色の内容だった。書いたのは日経BPのスター記者で,いま外務副報道官の谷口智彦という人。
 たった3頁だが,いくつかの生々しいエピソードで人物像をさっと浮き彫りにした上で,故人が果たした役割とその時代のありかたを簡潔に示している。ネガティブな部分に触れるくだりでは筆を抑えている様子があるけれど,主旨はよく伝わってくる。追悼記事というよりも短い評伝と呼びたくなるような文章で,へーこうやって書くんだなあ,と感心した。

 うーん,立派な人の仕事に感心してばかり,気楽な人生だ。

雑記 - 追悼文の書き方