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2005年12月 6日 (火)

Nagin, D.S. (2002) Overview of a semi-parametric, group-based approach for analyzing trajectories of development. Proceedings of Statistics Canada Symposium 2002: Modelling survey data for social and economic research.
Webで拾った。論文でさえないのだけれど,せっかく目を通したので。

Ferrer, E. and Nesselroade, J.R. (2003) Modeling Affective Processes in Dyadic Relations via Dynamic Factor Analysis. Emotion, 3(4), 344-360.
 ネットで拾った。動的因子分析を使いましたという主旨の論文。ということは,感情研究方面でもそんなにポピュラーな手法じゃないってことだろうか。
 対象は夫婦1組,データは二人が半年にわたって毎晩回答した気分評定。ポジ感情とネガ感情の因子がある(2人×2因子で4本の時系列曲線があるようなものだ)。ラグ付きの構造があると考えて,(1)ラグ2まで考えれば十分ということを示す。(2)モデルを比較したところ,前日までの旦那の気分が女房に影響するというモデルの適合度が良い。(3)交差妥当化の真似事のようなことをして確認。
 SEMのモデル比較が決め手になっている研究を見ると,なんだかキツネにつままれたような気がしてしまう。どうせ俺が不勉強なだけなんだろうけどさ。
 時系列変化が非定常な場合には別の手法を使えとのこと。ちょっとがっくりだけど,読むべき文献がわかったので良しとしよう。

 block-toeplitz行列をつくる方法がわからなくて困る。豊田本(「応用編」)はSAS/IMLをつかっているので駄目。未確認だがWood&Brown(1994PB)もそうらしい(semnetのログに、Woodさんの「欲しけりゃやるよ」という投稿があった)。MATLABにもtoeplitzという関数があるようだが、やはり処理系がない。こないだ読んだHershbergerはFortranのプログラムを書いた由であった。このFerrerさんもavailable upon requestだと書いている。

論文:データ解析(-2014) - 読了:12/6まで

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