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2007年12月 5日 (水)

Kish, L. (1990). "Weighting: Why, When and How?" Proceedings of the Section on Survey Research Methods, American Statistical Association, 121-130.
ここんところ,全訳しかねない勢いで読んでいた論文(いや待て,これは査読論文でさえないぞ。なぜこんなに時間をかけているんだ?)。ASAのwebページで公開されていた。
市場調査の会社に拾って頂いたところ,もう親の仇かっていうくらいにデータをウェイティングするので驚いた。そのわりには,ウェイティングについてのまとまった解説がなかなか見当たらないので困っていたのである。市場調査分野の日本語の解説に至っては,ことごとくレベルが低すぎて,実務上の疑問にさっぱり答えてくれない。たとえば,事後層化ウェイトが極端に大きくなってしまったらどうするか。そもそも,なにをもって極端に大きいというべきか。誰か答えられるだろうか? 日本語で解説しているのをみたことがないぞ。
ひとくちに調査データのウェイトつき集計といっても,その内実は実に多様である。Kishによれば,ウェイトを使う理由は7種類あるんだそうである(層への非比例配分,フレームの不備,無回答,統計的調整,標本結合,コントロール用統計表をつかった調整,非確率標本の確率標本への調整)。やれやれ,やっと頭が整理できた。

論文:データ解析(-2014) - 読了:12/05まで (a)