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2009年2月22日 (日)

Glockner-Rist, A., & Hoijtink, H. (2003) The best of both worlds: Factor analysis of dichotomous data using item response theory and structual equation modeling. Structural Equation Modeling, 10(4), 544-565.
 順序尺度の変数が指標になっている多母集団SEMモデルで測定不変性を調べる方法(←あまりに長いのでこのブログの前の記事からコピー)についての論文,第三弾。SEM的アプローチとIRT的アプローチは結局同じものなのよ,という啓蒙論文。
 群間で指標の因子負荷や閾値が違うかどうか(IRTでいうところのDIF)を調べる方法として,多群分析のほかにMIMICモデルを組む方法も紹介されていた。男女の2群のモデルを組むのではなく,性別という共変量を投入して,性別から指標へのパスを引いていくわけである。ふつうのSEMでは見たことがあったが,順序尺度のSEMでもその手はアリなのだな。
 わざわざSEM誌の論文などという面倒なものに手を出しているのは,多群分析でpartial invariantなモデルをつくるとき(一部の指標の負荷や閾値が群間で異なるモデルをつくるとき),制約を置いたりはずしたりしていくのは閾値を先にするのがよいか負荷を先にするのがよいか,といういささかマニアックな話に関心があったからである。この論文は「閾値を決めるのが先」と示唆してはいるものの(備忘のため書いておくとp.555),そうするのがよいというエビデンスを示しているわけではなかった。なあんだ。
 まあいいや,この話題について調べるのはそろそろ打ち止めにしておこう。

 先週のとある日,諸般の事情でもう眠くて眠くて,もう机に頭をぶつけそうだ,という時間帯があった。いまデータの分析をしたら絶対に間違えると思い,仕事を中断しコーヒーをすすりながらこの論文を読んだ次第である。おかげで内容が全然頭に残っていない。手元にあるコピーにはあちこちに俺の字で書き込みがあるのだが,全然覚えていない箇所が多い。いかんなあ。

論文:データ解析(-2014) - 読了:02/22まで (A)

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