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2009年8月31日 (月)

夏も終わってしまうというのに,バカンスともリフレッシュとも無縁のまま,土日も出社しひたすらデータ解析,mplusがぶんぶん回っている隙に仕事と全然関係ない本をぱらぱらめくるのが唯一の息抜き,という。。。泣くぞ,泣いちゃうぞ。

Bookcover ノモンハン事件―機密文書「検閲月報」が明かす虚実 (平凡社新書) [a]
小林 英夫 / 平凡社 / 2009-08
 ノモンハン事件の悲惨な結末にもかかわらず,主導者の関東軍参謀たちが責任をとらなかったことはよく知られているが,そのことと前線指揮官たちの処遇とはコインの裏表であった。状況判断により命令なしに撤退した指揮官たちは厳しく処罰され,自決が相次いだ。それには二つの意味があった。一つは,敗北の責任を取らせるための生け贄。もうひとつは,彼らが事件の実態をもっともよく知っており,もし彼らが真実を語りはじめれば,当時の日本人が共有していたノモンハン事件の虚像が崩壊しかねなかった,という点。
 歴史の話をすぐに手近な経験に当てはめるのは,なんだかオヤジくさくて嫌なんだけど,でもやっぱり,こういう話を読むと。。。失敗から学習しない組織ってのは,そのぶん退職者を必要とするのかもなあ,などと,感慨にふけってしまう。

日本近現代史 - 読了:08/29まで (CH)