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2011年6月 9日 (木)

Bentler, P.M. (2010) SEM with simplicity and accuracy. Journal of Consumer Psychology, 20(2), 215-220.
 昼休みには仕事と関係ない本を持ち歩くことが多いのだが、いま読んでいる本がちょっと面倒な内容だもんで,どうもその気になれず、かわりにこれに目を通した。うーむ、現実逃避だなあ。。。
 えーと、このJ. Consumer Psychologyという雑誌に(かなりマイナーな雑誌だと思う)、2009年にIacobucciさんという方がSEMの啓蒙論文を書いた。市場調査の有名な教科書を書いた方ですね。タイトルは"Everything you always wanted to know about SEM but were afraid to ask"、ウディ・アレンのもじりであろうか。ところがこの論文が、古参のソフトウェアLISRELに準拠し、ギリシャ文字てんこ盛りのヤヤコシイ書き方をしているのだそうで、これではいかん、わしがもっともっと簡単に説明してみせよう... と、かのBentler先生がおんみずから乗り出してきてお書きになった、超簡単なSEM入門。「簡単な」というのは、要するに「わしが開発したEQSに準拠して」ということである。はっはっは。
 ついでに元論文の誤りや不十分さを指摘する記述があったが,そちらは元論文が手元にないのでよくわからなかった。そのほかのコメントは,IacobucchさんはLMのような修正指標の使用について否定的だがわしはそうは思わん,ランダム欠損に対するわがtwo-stage ML法の威力を知るがよい,などなど。ははぁー(平伏)。

論文:データ解析(-2014) - 読了: Bentler(2010) SEMについて簡単かつ正確に語ろう

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