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2011年6月 8日 (水)
戴晴 (1990)「私の入獄」(抄訳), 田畑佐和子訳、中国研究月報, 44(5), 10-22.
1989年からもう22年も経つのだなあ、と先日ぼんやり感慨にふけっていて、ふと著者の名前で検索して見つけた記事。戴晴は中国の改革派知識人で、天安門事件の際にキーパーソンのひとりと目された人だと思う。この文章は事件後の拘置体験を綴ったエッセイであった。
当時の状況からしてあまり厳しいことを書けなかったのかもしれないが、監房は広く清潔であった由。彭真や王光美も入れられた、中央公安部の由緒正しき監獄だったそうだ。まあ、著者も国際的な有名人だしね。
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論文:その他 - 読了:戴晴(1990) 私の入獄