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2014年4月 2日 (水)

Millsap, R.E. (2007) Invariance in measurement and prediction revisited. Psychometrika, 72, 4, 461-473.
 あいまいな記憶なんだけど、しばらく前に著者が学会で来日した際、測定不変性と予測不変性はふつう両立しない、これすっごく大事な話なのになぜかみんなわかってない、あたしの論文が難しすぎたんじゃないかと反省している、みんなも反省するようにね、というような内容を喋っておられた。場内は結構盛り上がっていたんだけど、私は前提になっている「大事な話」がよく理解できず、ぽかんとしていた。
 でもそのことはなんとなく心に残っていて、Millsapさんの最近の著書にも目を通したのだけれど、やっぱりこの点についてはよく理解できなかった。このたび整理のついでに、論文のほうに再挑戦。

 指標群Xと潜在変数との間の群間測定不変性と、そのXのなかにはいっている変数同士の回帰モデルにおける係数の群間不変性は、ふつう両立しない、という話である。そういうもんか...
 で、そうなる理由についての説明を小一時間かけて頑張って読んだけど、学力不足のせいか、なにか見落としているのか、やっぱりどうしても理解できなかった。一行一行は難しい話ではないのに。とても残念だ。

 でもまあ、この論文の主旨はあの講演と同じく「すでにこのことを指摘してるのになんでみんな理解してくれないの」という点にあるので(難しいからだと思いますよ、先生!!)、前の論文を読めばきっとわかるのであろう。そう信じたい。Millsap(1995, MBR), Millsap(1998, MBR) というあたりを読めばいいらしい。でも、すいません、とりあえず他の著者のを探します。

論文:データ解析(-2014) - 読了:Millsap(2007) 測定不変性と予測不変性は両立しないことをなぜみんなわかってくれないのかしら