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2014年5月11日 (日)

Bookcover 逆さまゲーム (白水Uブックス―海外小説の誘惑) [a]
アントニオ タブッキ / 白水社 / 1998-08
これも数年間書棚にあった本。収録短編を一編読んでは、頁を閉じて考え込み... というのを繰り返していた。変な話だけど、読み終えてほっとしている。
 プチブル西洋人の虚飾を描いた「空色の楽園」、それからなんといっても、表題作が素晴らしいと思った。そうだ、冒頭の表題作にショックを受けたせいで、なかなか続きを読む気になれなかったのだ。

Bookcover 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 [a]
村上 春樹 / 文藝春秋 / 2013-04-12
昨年の大ベストセラー。4/15が一刷発行日、手元の本は4/26の六刷。狂ってますね。
 買ったきりなんとなく放置していたんだけど、連休を機に読了。懐かしく思い出すのだけれど、「ダンス・ダンス・ダンス」発売の日は(今調べたら1988年)、開店直後の書店で上下巻を買い込み、アルバイト先の大学の空き教室だったか、どこかのビルの非常階段だったか、とにかくそんなところで、夕方まで飯も食わずにひたすら読みふけったのであった。時間が経つといろんなことが変わる。

フィクション - 読了:「逆さまゲーム」「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

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