12.1 モンテカルロ・データ生成
データは以下の手順で生成される。以下の(*)は、MODEL PROPORTIONコマンド、ないし、MONTECARLOコマンドのPOPULATIONオプションで指定される。
- モデルのなかの独立変数について、多変量正規データが生成される。
- 必要な場合、独立変数がカテゴリ化される。
- 従属変数の生成。タイプとモデルによって異なる。
- 連続的従属変数は、独立変数で条件づけた多変量正規分布に従って生成される。
- カテゴリカル従属変数は以下の通り。
- プロビット・モデル、WLS推定の場合、まず連続的従属変数が独立変数で条件づけた多変量正規分布に従って生成され、次に閾値(*)を用いてカテゴリ化される。
- プロビット・モデル、最尤推定の場合、閾値と傾きの値(*)を用いてプロビット・モデルに従って生成される。
- ロジスティック・モデル、最尤推定の場合、閾値と傾きの値(*)を用いてロジスティック・モデルによって生成される。
- 打ち切り従属変数は、切片と傾きの値(*)を用いて打ち切りつき正規モデルに従って生成される。
- 順序のないカテゴリカル(名義)従属変数は、切片と傾きの値(*)を使った多項ロジスティック・モデルで生成される。
- カウント従属変数は、切片と傾きの値(*)を使ったログ・レート・モデルに従って生成される。
- 連続時間生存分析におけるtime-to-event変数変数は、切片と傾きの値(*)を使った対数線形モデルを使って生成される。
生成したデータを分析せず、後の分析のために保存することもできる。ANALYSISコマンドでTYPE=BASICオプションを指定し、MONTECARLOコマンドでREPSAVEオプションとSAVEオプションを指定する。
Last Update: 2025/05/07