12.1 モンテカルロ・データ分析
Mplusでモンテカルロ・シミュレーション・スタディを実行する方法は2つある。
- 内部モンテカルロ・シミュレーション・スタディ。MONTECARLOコマンドを使い、データ生成と分析を1ステップで行う。
- 外部モンテカルロ・シミュレーション・スタディ。まず複数のデータセットを生成する。Mplusを使ってもよいし他のコンピュータ・プログラムを使ってもよい。次に、それらのデータを分析し、結果を要約する。通常のMplusの分析機能と共に、DATAコマンドのTYPE=MONTECARLOオプションを使う。
内部モンテカルロ・シミュレーション・スタディは以下の場合に可能である。
- データ生成と分析との間で、分析タイプと従属変数のスケールが等しい場合。
- TYPE=GENERALで、従属変数を生成時にはカテゴリカルとし分析時には連続的とする場合。
- 生成時と分析時で潜在クラスの数が違う場合。
その他の場合は、外的モンテカルロ・シミュレーション・スタディにより、すべての反復のデータをいったん保存してから分析できる。
Last Update: 2025/05/07