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2005年7月 7日 (木)
アルクが送ってくるパンフレットに宮脇孝雄さんのエッセイが載っていて,毎号なにかの本の一節を対訳してみせるのだが,今回はその技にいつにもまして感動し,感動の余りメモしてしまう次第である。
Often a woman senses a breakup brewing and tries to get the man to sit down and fess up. This is futile. The average male gets this beam-me-up-Scotty look on his face as soon as you mention the word 'discussion.'
別れが近いことを感じ取った女性は,男から本当のことを聞き出そうとする。そんなことをしても無駄。平均的な男は,<話し合い>という言葉を聞くと,<どこか別の場所にビーム転送してくれ>というような顔をする。おまえはスタートレックの登場人物か。
oftenを落として前から流したり,sit down and fess upを軽く処理したりするのは,もしかすると俺にもできるかもしれない(すごく時間がかかるけど)。でもthis beam-me-up-Scotty lookのところは,スタートレックの台詞だという情報は捨てて「<俺をほかの惑星に転送してくれ>というような顔をする」とでも訳すか,さもなくば注をつけてしまうだろう。こんなスマートな文章は逆立ちしても書けない。
雑記 - こう訳せばいいのか