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2007年4月 1日 (日)
外交激変元外務省事務次官柳井俊二 (90年代の証言)
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五百旗頭 真,伊藤 元重,薬師寺 克行 / 朝日新聞社 / 2007-03-07
90年代偉い人インタビューの第三弾。外務省の偉い人というのはこういう風に考えるのか,とあれこれ感心した。
湾岸戦争のときに自衛隊を海外派遣しようという法案をつくったのだが(結局廃案になった),外務省のなかでも事務次官(栗山尚一)が強硬に反対し,ハト派の政治家が妥協してもこの人は一向に折れないもので,朝まで議論になったそうだ。この栗山さんという人は,最近首相の靖国参拝を批判して,売国奴呼ばわりされている人である。一言で官僚といっても,いろいろな人がいるものだ。
日本近現代史 - 読了:04/01 (NF)