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2007年5月13日 (日)
偽装請負―格差社会の労働現場 (朝日新書 43)
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朝日新聞特別報道チーム / 朝日新聞社 / 2007-05-11
朝日新聞の偽装請負キャンペーンは,大手紙によるここんところの最大のヒットであろう。新聞代払ってんのも悪くないな,と思わせてくれた。
大きな会社には大抵,社訓だか社是だかがあるものだが,あれを作る意味合いってのは,いったいなんなんだろか。組織に基本理念が必要であることはとてもよくわかるのだが,なんらかの言葉を社員に徹底すればそれが基本理念になるのかというと,どうも怪しい。この本によれば,「産業報国,公明正大。。。」で有名なかの松下だって,社員を請負会社に短期間だけ大量出向させるという方法で,正社員から請負労働者への直接の指示を禁じる法の網の目を潜り,さらには不正すれすれのやり方で自治体から補助金をせしめているのである。
花と爆弾―人生は五十一から〈6〉 (文春文庫)
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小林 信彦 / 文藝春秋 / 2007-05
ノンフィクション(-2010) - 読了:05/13まで (NF)