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2010年5月26日 (水)
Wu, W.W. (2010) Linking Bayesian networks and PLS path modeling for causal analysis. Expert Systems with Applications, 37, 134-139.
sem-netで挙げられていたので気づき,著者にお願いして送っていただいた(ありがとうございました)。台湾の方で,中大に居られた由。
まずベイジアン・ネットワーク(BN)で因果構造を探索し,その構造をつかってPLSパスモデルをつくりました,という事例。ソフトはwekaとSmartPLSを使っている。冒頭のレビューのところ,とても助かる。
このアプローチは,グラフィカル・モデリング(GM)で構造をつくってSEMでパラメータ推定,というアプローチと似たようなものだと思う。いつも疑問に思うのだけれど,GMなりBNなりで因果構造を探索するとき,複数の変数がなにかの潜在変数の多重指標になっている可能性がある場合は,どういう手順を取るのがよいか。サーヴェイ・データの場合はそういう可能性が高いと思うので。
論文:データ解析(-2014) - 読了:Wu(2010) ベイジアン・ネットワークからPLSパスモデリングへ