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2010年8月 1日 (日)
外務省革新派 (中公新書)
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戸部 良一 / 中央公論新社 / 2010-06-25
東京裁判でA級戦犯として起訴された外交官・白鳥敏夫を中心に,30~40年代の皇道主義的若手外交官たちを描く。戦中を描いた小説や映画では,たいていの場合外交官は親英米的な良識派として描かれることが多いので,この本は新鮮であった。革新派官僚のなかにはのちの米大使・牛場信彦の名前もある。
日本近現代史 - 読了:「外務省革新派」