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2011年1月24日 (月)
ソーシャルメディア!激変するマーケティング環境!消費者インサイト!といった華やかな話題が溢れる中,なぜかひたすら朝から晩まで行列代数について考える日々である。それも到底胸を張れるようなレベルではなく,その辺の理系の学部生なら一瞬で理解できるような数行の数式に,「ターヘル・アナトミア」よろしく延々と頭を抱えたりしている次第である。あまり声を大にして言うべきことでもないのだが,ワタクシ,ホントに数学苦手なのです。高校生の頃などは,授業中に俺がたまたま黒板の方角を眺めながらぼんやりしていただけで,教壇の先生が驚いたものであった。「今日はなぜ寝ていないんだ,どうかしたのか」と。
そんな俺が一体なにを間違えてこんなことをやっておるのか,という悲哀と疎外感の反動で,空き時間にはますます世間様から縁遠い本を読んじゃったりして...
親鸞再考―僧にあらず、俗にあらず (NHKブックス)
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松尾 剛次 / 日本放送出版協会 / 2010-02
親鸞の思想というより伝記的事実に焦点を当てた本。
「善人なおもて往生をとぐ,いわんや悪人をや」という有名なくだりは,親鸞のオリジナルというよりも,むしろ師・法然の思想の敷衍というべきだ,という説があるのだそうだ。
哲学・思想(2011-) - 読了:「親鸞再考」