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2013年6月19日 (水)
周五郎伝
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齋藤 愼爾 / 白水社 / 2013-06-04
山本周五郎の評伝的エッセイ。大著だが、なにしろ話が絶えず脇道に逸れるので、あまり長さを感じなかった。
狷介で知られた周五郎だが、やはり奥さんは大変な苦労を重ねたそうだ。で、夫の没後に奥さんはこう語っている由。「あんな気むずかしい人ンところにお嫁にいっちゃって、損しちゃッたわ」
同情する以前に、うわあ、「おたふく」の天真爛漫なおしずさんそのものだ、とびっくり。。。
全然知らなかったんだけど、作家の上野暸さんが、山本周五郎の「その木戸を通って」についての評論を書いているそうだ。ぜひ読んでみたいと思って探したが(「われらの時代のピーターパン」)、さすがに新刊では見当たらない。
ノンフィクション(2011-) - 読了:「周五郎伝」