« 読了:「尼僧の告白」「往生要集を読む」 | メイン | 読了:「革新幻想の戦後史」 »
2014年2月24日 (月)
鯰絵――民俗的想像力の世界 (岩波文庫)
[a]
C.アウエハント / 岩波書店 / 2013-06-15
安政の大地震の後に流行した「鯰絵」についての古典的研究にして日本民俗学の名著、らしいんだけど、正直なところほとんど理解できなかった。構造人類学ってんですかね、なんだかわけのわからない図が出てくる。
それよりも、図版のなかにあった鯰絵の一枚が衝撃的で、ずっとその絵のことばかり考えていた。「切腹鯰」と呼ばれる鯰絵。巨大な鯰が、地震の責任をとって腹を切っている。その腹からは大判小判があふれ出している。千両箱を持った大勢の人々がそれを取り囲んでいる。死者たちの影もそれを見守っている。当時の人々は、どんな思いでこの絵を求めたのだろうか...
原発敗戦 危機のリーダーシップとは (文春新書)
[a]
船橋 洋一 / 文藝春秋 / 2014-02-20
小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑タイム 名喜劇人たちの横顔・素顔・舞台裏
[a]
小林 信彦,萩本 欽一 / 集英社 / 2014-01-24
小林信彦さんによる萩本欽一の聞き書きかと思ったら、そうではなくて、萩本欽一さん企画による小林信彦の聞き書きであった。
もう一度 天気待ち
[a]
野上 照代 / 草思社 / 2014-01-22
野上照代さんが黒澤について語ったエッセイ集「天気待ち」の復刊。旧著でも読んでいたのだが、かなりの増補があった。
ノンフィクション(2011-) - 読了:「鯰絵」「原発敗戦」「ふたりの笑タイム」「もう一度天気待ち」