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2014年2月27日 (木)

桑島健一 (2002) 新製品開発研究の変遷. 赤門マネジメント・レビュー, 1(6).
 なぜなのか全然思い出せないんだけど、PDFを持っていたので、整理の都合と称して目を通した。
 えーっと... 新製品開発研究には経済学ベースのやつと組織論ベースのやつがあって、後者をレビューします、という論文。
 いわく、研究アプローチからみると3期に整理できます:

で、90年代以降に台頭したアプローチとして、

 というわけで、各アプローチの代表的な研究が紹介されている。

 全くもって知識のない分野の話なので、興味本位でフガフガと楽しく読み終えた。
 なんでも、「競争優位の源泉の源泉」という研究があるんだそうだ。たとえば製薬企業では「サイエンス・ドリブン」という呼ばれる手法が競争優位の源泉になるんだそうで、でもその手法の採用がうまくいく企業とそうでない企業がある、その差はどこから生まれてくるのか? というような研究らしい。なにが強みになるのかという話じゃなくて、その強みを生み出すものは何かという話なのであろう。へー、面白いなあ、いろんなことを考える人がいるものだ。Cockburn,et al.(2000)というのが挙げられている。

論文:マーケティング - 読了: 桑島 (2002) 新製品開発研究の変遷

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