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2014年4月 9日 (水)
わらの女 【新版】 (創元推理文庫)
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カトリーヌ・アルレー / 東京創元社 / 2006-06-27
久々の海外ミステリだが、これは1956年発表の犯罪小説の古典。テレビの二時間ドラマの悪女もののご先祖様のような話であった。
ヒロインが億万長者の心を奪うに至る駆け引きのくだりが面白かった。
国境の向こう側 (ハヤカワepi文庫)
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グレアム グリーン / 早川書房 / 2013-11-22
マイナーな短編から未完の作品まで、グリーンの断簡零墨を集めました、という感じの短編集。孤独なウェイターを描いた「真実の瞬間」、南米の将軍にインタビューする女性を描いた「将軍との会見」の二作が抜きんでて良いと思った。
フィクション - 読了:「わらの女」「国境の向こう側」