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2014年7月28日 (月)
クレイジー・ライク・アメリカ: 心の病はいかに輸出されたか
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イーサン ウォッターズ / 紀伊國屋書店 / 2013-07-04
著者はアメリカのジャーナリスト。アメリカ流精神医学の海外輸出に疑いを投げかけるノンフィクション。時間がないのでメモは書かないけど、大変に興味深い内容であった。圧巻は、グローバル製薬企業が日本をいかに抗うつ剤(SSRI)の巨大市場に仕立てたかという話。
話はちがうけど、この本の翻訳は実に緻密で、まあ原文と照らし合わせたわけじゃないから正確さの度合いはわからないけど、いちいち原資料に戻って補足修正する努力、誠に頭が下がる思いであった。奥付によればプロの研究者の方らしい。
心理・教育 - 読了:「クレイジー・ライク・アメリカ」