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2014年9月 1日 (月)
革命と騒乱のエジプト:ソーシャルメディアとピーク・オイルの政治学
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山本 達也 / 慶應義塾大学出版会 / 2014-07-19
エジプトの政変を題材に、ITと原油の生産減衰が社会にもたらす影響について述べた本。
本筋とは関係ないけど、日本の政治の計量分析で、選挙公約と当選後の国会活動に一致がない、かつ公約と活動の不一致がその次の選挙結果に影響しない、ということを示した研究があるのだそうだ。そ、そうなんだ?! 小林良彰さんという人の研究で、ミネルヴァ書房「現代民主主義の再検討」収録とのこと。
カクレキリシタンの実像: 日本人のキリスト教理解と受容
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宮崎 賢太郎 / 吉川弘文館 / 2014-01-21
いわゆる「隠れキリシタン」の教えはキリスト教からはるかに隔たってしまっていた、とのこと。それはそうなんだろうけど、たとえば現代日本の(ないし、どこの国でもいいけど)キリスト教徒に質問紙調査をかけて、その結果に基づき信仰の教義的な正しさを評定したら、それなりの隔たりはあるのではないかしらん... と考えながら、興味深く読了。
本の魔法
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司 修 / 白水社 / 2011-06-03
対独協力の歴史 (文庫クセジュ)
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ジャン ドフラーヌ / 白水社 / 1990-06
フランスのナチスドイツに対する協力の実態。ヴィシー政権のような苦虫をかみつぶした追従の話かと思ったら、とんでもない、消極的協力から熱狂的暴走まで、大きな幅があるのであった。「フランス人のゲシュタポ」なんて、知らなかった...
ノンフィクション(2011-) - 読了:「本の魔法」「革命と騒乱のエジプト」「カクレキリシタンの実像」「対独協力の歴史」