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2015年3月27日 (金)
Smithson, M. (2010). A review of six introductory texts on Bayesian methods. Journal of Educational and Behavioral Statistics, 35(3), 371-374.
たまたま見つけた奴。ベイズ統計学の教科書6冊を比較して紹介。ええと、ここで扱っているのはBDAなどに進む前に読むべき入門者向け教科書のことで、6冊というのは、Bolstad, Gill, Lee, Lynch, Martin&Robert, Ntzoufrasである。
数学できる人ならGillかNtzoufrasがお勧め。政治・社会学の院生ならGillかLynch。心理とかならBolstadなりLeeを終えてからNtzoufrasに進むという手もあるね、とのこと。
日本語だったらさしずめ、渡部, 松原, 繁桝、というところだろうか。私はいずれも手にとっては挫折しているのだが、ある意味で一番面白かったのは、培風館のほうの松原本であった。ところどころに載っている歴史的逸話が楽しい。サヴェジって結構嫌われてたんだそうですよ。
追記: なぜかわかんないけど「6冊」を「5冊」と書き間違えていたので直しました。ぼんやりしているにも程がある...
論文:データ解析(2015-) - 読了:Smithson(2010) ベイズ統計学教科書レビュー