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2016年1月17日 (日)
恋は雨上がりのように 4 (ビッグ コミックス)
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眉月 じゅん / 小学館 / 2016-01-12
クールな女子高生がなぜかバイト先のファミレス店長に恋心を抱いてしまい... というマンガ。「なぜ好きになったか」は素っ飛ばし、不釣り合いな恋という状況の下で二人がどうふるまうか、というところに焦点を絞っているところが面白い。
どういう人が主読者層なのかわからないけど、私はもう完全に店長の側に肩入れして読んでしまっているので、このマンガで描かれる状況はそのへんのホラーよりおそろしい。主人公に涙ながらに「どうしてこんなに胸がちぎれそうなの」と訴えられるくだりでは、思わず喉の奥から「ひぃぃぃぃぃ」と悲鳴が出てしまい、頁をバン!と閉じ、傍らにあった岩波書店「図書」を意味もなくぱらぱらとめくり、そうか日本民俗学の始祖・柳田國男は海上交通だけではなく河川交通についても早くから注目しているのか、なるほどなるほど、なんて呟いて気持ちを落ち着けたりなんかして。。。
海街diary 7 あの日の青空 (flowers コミックス)
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吉田 秋生 / 小学館 / 2016-01-08
忘却のサチコ 2 (ビッグコミックス)
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阿部 潤 / 小学館 / 2015-04-30
あとかたの街(5)<完> (KCデラックス BE LOVE)
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おざわ ゆき / 講談社 / 2015-11-13
たそがれたかこ(6) (KCデラックス BE LOVE)
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入江 喜和 / 講談社 / 2015-11-13
市井に生きるごく平凡な45歳女性のささやかな冒険を描く。偶然に知り合いとなった鬱屈した中学生と歩く場面、並んで歩くどころか、全然距離が縮まらない。「でも/これは神様が/10代のころの私のこと--なんだか不憫に思って/気まぐれにくれたプレゼントなのかな」 参るなあ。胸が締め付けられる場面だ。
コミックス(2015-) - 読了:「恋は雨上がりのように」「海街ダイアリー」「たそがれたかこ」「忘却のサチコ」「あとかたの街」