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2016年4月13日 (水)
「聴くこと」の革命: ベートーヴェン時代の耳は「交響曲」をどう聴いたか (叢書ビブリオムジカ)
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マーク エヴァン ボンズ / アルテスパブリッシング / 2015-10-24
ベートーベン前後のドイツ社会における、器楽曲・交響曲を聴くということの意味の変遷を辿る。知識不足でよくわからない点も多かったが、面白い本であった。
中国民族主義の神話―人種・身体・ジェンダー
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坂元 ひろ子 / 岩波書店 / 2004-04-27
中世的世界とは何だろうか (朝日選書)
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網野 善彦 / 朝日新聞社 / 1996-06
本屋図鑑
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本屋図鑑編集部 / 夏葉社 / 2013-08
シャープ崩壊 ―名門企業を壊したのは誰か
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/ 日本経済新聞出版社 / 2016-02-18
憲法入門
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長谷部 恭男 / 羽鳥書店 / 2010-01-08
武士という身分―城下町萩の大名家臣団 (歴史文化ライブラリー)
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森下 徹 / 吉川弘文館 / 2012-06
少年の名はジルベール
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竹宮 惠子 / 小学館 / 2016-01-27
著者生涯の傑作「風と木の詩」に至るまでの、若き日の思い出。萩尾望都に対する微妙な感情を赤裸々に綴るところ、いかにもこの作家らしい。竹宮恵子さんって、ふとした拍子に心の表面に浮かび上がる暗い感情を描かせたら、そりゃもう、右に出る人がいない。
ラストの段落をメモしておこう。
若いころの友人たちというものは、振り返ればあの一瞬にも思える時間のなかで、なぜ巡り合えたのだろうか。それ自体がこの世の奇跡だ。駆け足で通り抜けた季節の熱い風であり、咲き誇る花であり、光る刃だ。でも同じ場所に同じかたちであるものはない。かつて訪れたヨーロッパの様々な色彩の街と同じように。
こんにちは、そして、さようなら。素晴らしい時間たち。
ノンフィクション(2011-) - 読了:「『聴くこと』の革命」「中国民族主義の神話 人種・身体・ジェンダー」「中世的世界とはなんだろうか」「本屋図鑑」「シャープ崩壊」「憲法入門」「武士という身分」「少年の名はジルベール」