« 読了:Chandra, Kumar, Aditya (2018) 二値データの小地域推定 | メイン | 読了:堤・瀬谷(2012) 空間統計学と空間計量経済学 »
2018年7月23日 (月)
久保川達也 (2006) 線形混合モデルと小地域の推定. 応用統計学, 35(3), 139-161.
小地域推定についての解説論文。Rao & Molina本を読む前に目を通した気がするんだけど、記録がないので、整理の都合上読み直した。
いくつかメモ:
- 空間Fay-Herriotモデルで空間相関を定式化する方法、RM本ではSARモデルと CARモデルが出てくるんだけど、どっちが一般的なのだろうか。この論文ではCARモデルで定式化している。
- 著者曰く、GLMMは有用だが、ロジットリンクやプロビットリンクがはいるせいで推定量を明示的に書き下ろせず、平滑化のイメージがわきにくい。その点ではポアソン-ガンマモデルのほうが良い由。
論文:データ解析(2018-) - 読了:久保川(2006) 線形混合モデルで小地域推定