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2012年4月25日 (水)

Revelle, W. (2009) Personality structure and measurement: The contributions of Raymond Cattell. British Jounral of Psychology, 100, 253-257.
 なんで心理学の論文など読んでいるのかさっぱりわからないが、なんとなく目を通したもの。
 この雑誌の100巻(つまり創刊100年)の記念号で、心理学史上に残る偉大な論文(Watson, Bartlett, Piaget, Cattell, Gibson)を採録し解説を付す、という企画があった模様で、これはCattellの1946年の論文"Personality structure and measurement"の解説として、キャッテル先生の偉業を短く振り返る記事。先日たまたま三相データについてちょっと調べていて、実は50年代のキャッテルの研究にすでに詳細な議論があるのだと知り、へええ、ずいぶん古くから話なんだなあ、と感心してるときにみつけた。著者についてはよく知らないが、Ortonyと共著があり、Rのpsychパッケージの開発にも関わっているようだ。
 なんでも、1946年のこの論文においてすでにキャッテルはpersons, test, occsionsの3相からなる"data box"という概念を打ち出しているのだそうだ。66年にはこれにbackgroundとobserversを追加して5相に増やしている。78年に至るまで先生は理論の修正を続け、用語もどんどん変えておられる由。やーめーてー。

論文:データ解析(-2014) - 読了: Revelle (2009) 嗚呼Cattellは偉かった