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2007年3月25日 (日)
かたき討ち―復讐の作法 (中公新書)
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氏家 幹人 / 中央公論新社 / 2007-02
著者は江戸の社会文化についての読み物を書きまくっている人。
江戸中期からは武士の敵討ちが減り,入れ替わりに庶民の敵討ちが増えるのだそうで,三田村鳶魚は当時の庶民に「どこまでも武士をいいものと思いこんで,武士の真似をする気持」があったと述べているそうだ。日本の精神は武士道である云々という藤原先生流の世迷い事は,旧日本軍から来ているのかと思っていたのだけれど,こうしてみると,案外根の深いものであるらしい。
ギリシアとローマ (世界の歴史)
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桜井 万里子,本村 凌二 / 中央公論社 / 1997-10
ひょんなことから手に取ったのだが,面白いものでつい最後まで読んでしまった。こういうのは老後にとっておくつもりだったんだけど。まあ考えようによっては,いまが老後なのかもしれないし。
ノンフィクション(-2010) - 読了:03/25まで (NF)