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2008年1月13日 (日)
新宗教―その行動と思想 (岩波現代文庫)
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村上 重良 / 岩波書店 / 2007-02-16
80年に評論社から出た本の文庫化。新宗教を(1)幕末・維新期(如来教,天理教,黒住教etc.), (2)近代神道系(大本教,PL, 生長の家etc.),(3)近代法華系(霊友会,創価学会etc.)に整理し,おもな教団について解説している本であった。
ずいぶん昔の本だから,新しい話題は載っていない(創価学会でいえば,創共協定は載っているが,宗門からの破門まではもちろんカヴァーされていない)。それはともかく,時折あらわれる分析的記述にも,なんだかそこはかとなく戦後な香りが漂っている。市民社会と折り合う普遍的な教団は善,そうでないのは保守反動,というあたりとか。巻末の解説(島薗進)によれば,執筆当時の著者はマルクス主義の影響下にあったのだそうだ。ふうん。
自治体格差が国を滅ぼす (集英社新書)
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田村 秀 / 集英社 / 2007-12-14
自治官僚出身の人が書いた本。いまいちコンセプトがはっきりしない内容であった。
ノンフィクション(-2010) - 読了:01/13まで (NF)