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2008年5月 8日 (木)

Lehmann, D.R. (2006) Using Regression to answer "What if." in Grover, R. & Vriens, M. (eds.) "The handbook of marketing research," Chapter 13.
かなり間が空いたが,ハンドブック一人読書会の第三弾。
回帰の初歩の章だから甘くみていたが,経済統計系の慣れない用語がでてきてちょっと戸惑った(弾力性とか,Hausman検定とか)。まあきっと経済系の人だって,それはそれで知らない話があるだろう,と自分を慰める次第だが,でも重回帰の周辺で,心理学出身の人が知ってて経済学出身の人がよく知らない話題ってあるんだろうか? bとβとどっちがいいか,なんていう話がそうか? なんだかつまんない話題だなあ。

Iyengar, R., & Gupta, S. (2006) Advanced Regression Models. in Grover, R. & Vriens, M. (eds.) "The handbook of marketing research," Chapter 14.
第四弾。判別分析,ロジスティック回帰,多項ロジット,多項プロビット,それからちょっぴりトービット分析の話。
多項選択のモデルとして多項ロジットモデルと多項プロビットモデルが用いられているが,前者はIIA仮定の下にあるので,各選択肢に影響している未知の因子が相関しているような場合には後者を選べとのこと。そ,そうなんですか。リンク関数の指定それ自体はただの趣味の問題かと思っていた。よくわかんないけど,張り切ってプロビット関数を使ったところで,誤差の共分散を推定しないモデルを作っちゃったら同じことじゃないかしらん。

論文:データ解析(-2014) - 読了:05/08 (A)

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