elsur.jpn.org >

« 読了:Louviere(1994) | メイン | 読了:「僕の小規模な生活4」「ハチワンダイバー18」「オールラウンダー廻5」「えんじがかり」「聖おにいさん6」 »

2010年12月23日 (木)

何度かめの決意だけど,どんなものであれ読んだ論文は記録しておこう。

Scrutari, M., Strimmer, K. (in press) "Introduction to Graphical Modelling." In Balding, D.J., et. al. (eds.) Handbook of Statistical Systems Biology. Wiley.
arXivで拾った論文。いわゆるグラフィカル・モデリングとベイジアン・ネットワークの関係を整理したくて目を通した。事例としてmicroarrayの話をされても,いったいなんのことだか見当がつかないのだが(今調べたら「多数のDNA断片をプラスチックやガラス等の基板上に高密度に配置した分析器具のこと」だそうな。そういわれても困る),ま,分かる範囲では勉強になったのでよしとしよう。
この論文ではグラフィカル・モデルをマルコフ・ネットワーク(無向)とベイジアン・ネットワーク(有向)のふたつに分類していてるが,前者が正確にはなにを指しているのか,よくわからなかった。偏相関行列に基づき共分散選択する奴なんかがそれだと思うのだが。Whittaker(1990)を読んだほうが良さそうだ。ベイジアン・ネットワークにだってマルコフ性はあるだろうに,変な呼び方だ。

論文:データ解析(-2014) - 読了:Scrutari&Strimmer(in press) グラフィカル・モデリング入門

rebuilt: 2020年11月16日 23:02
validate this page