elsur.jpn.org >

« 読了:「それでも,日本人は『戦争』を選んだ」 | メイン | 読了:「竜の学校は山の上」「花のズボラ飯」「東京ラストチカ」「進撃の巨人」「めしばな刑事タチバナ」 »

2011年4月 5日 (火)

Bookcover ボン書店の幻―モダニズム出版社の光と影 (ちくま文庫) [a]
内堀 弘 / 筑摩書房 / 2008-10-08
戦前のごくわずかな期間に詩の出版を手がけた,いまでは忘れられたある青年の人生を,古書店店主の著者が執拗に追跡する。良質の推理小説のようにエキサイティングな本であった。「文庫版あとがき」でついにその青年の最期の数年にたどり着くくだり,感動的である。

Bookcover 日本神判史 (中公新書) [a]
清水 克行 / 中央公論新社 / 2010-05-25
神判というのは,熱湯に手を突っ込んで火傷しなかったら勝訴とか(湯起請),焼けた鉄を握って火傷しなかったら無罪とか(鉄火起請),そういう裁判のこと。面白い本であった。世の中にはいろんな研究者がいるものだ。

Bookcover 東京電力・帝国の暗黒 [a]
恩田 勝亘 / 七つ森書館 / 2007-10
フリージャーナリストによる,原発の問題を中心に据えた東電批判本。2007年刊,中越沖地震で起きた柏崎原発の事故の隠蔽が問題になっていた頃の本。ふうん。

ノンフィクション(2011-) - 読了:「ボン書店の幻」「日本神判史」「東京電力 帝国の暗黒」

rebuilt: 2020年11月16日 23:02
validate this page