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2011年4月11日 (月)

Bookcover 竜の学校は山の上 九井諒子作品集 [a]
九井 諒子 / イースト・プレス / 2011-03-30
著者は同人誌で有名な人らしい。RPG風の世界で、勇者が魔王を倒した後はどうなるのか。。。といった題材の短編集。意外に面白かった。

Bookcover 花のズボラ飯 [a]
久住 昌之,水沢 悦子 / 秋田書店 / 2010-12-20
いま評判のマンガ。原作は「孤独のグルメ」の人たちで、これも同路線のB級グルメマンガだが、夫が単身赴任中のズボラでかわいい主婦30歳を主人公にして、ダジャレやギャグをテンポよく織り交ぜている。
掲載誌の秋田書店「エレガンス・イブ」は女性コミック誌の古株だが、今日マチ子の太平洋戦争を題材にしたストーリーマンガやナンセンス・ホームコメディ「嫁姑の拳」など、ちょっと尖った感じの作品を連載している。巻末の広告ページでは「マンガ読みの最先端!」と謳っている。講談社「アフタヌーン」やエンターブレイン「コミック・ビーム」のようなポジションなのだろうか。

Bookcover 東京ラストチカ(2) (アヴァルスコミックス) [a]
みよしふるまち / マッグガーデン / 2011-03-15
身分違いの恋を描いた悲恋ストーリー。二巻で終わらせるところがなかなか良い。

Bookcover 進撃の巨人(4) (講談社コミックス) [a]
諫山 創 / 講談社 / 2011-04-08
回想シーンが長く、人物もあまりうまく描き分けれていないので、正直言ってちょっとわかりにくい。普段マンガを読まない人には、つらいのではないか、と思うのだが。。。これがいま売れているのである(帯によれば「累計400万部」)。どういう人が読んでいるのだろうか。

Bookcover めしばな刑事タチバナ 1 [立ち食いそば大論争] (トクマコミックス) [a]
坂戸 佐兵衛 / 徳間書店 / 2011-03-30
以前、「取調室でかつ丼をおごる代わりに、うまいカツ丼について真に迫った描写を繰り広げ被疑者を悶絶させる刑事」というのを空想し、ひとりで悦に入っていたのだが、これはまさにそういうマンガ。刑務所の雑居房でのB級グルメ・トークバトルを描いた傑作「極道めし」が出たいまとなっては、二番煎じの誹りを免れえないマンガだが、これはこれでばかばかしくてよい。京王線新宿駅改札前のカレースタンドC&Cのカレーと、京王新線改札前のC&Cのカレーとは微妙にちがう、などという話を真剣に語り倒す。アサ芸で連載している由。

コミックス(2011-) - 読了:「竜の学校は山の上」「花のズボラ飯」「東京ラストチカ」「進撃の巨人」「めしばな刑事タチバナ」

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