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2012年2月29日 (水)

Bookcover 僕の小規模な生活(6) (KCデラックス モーニング) [a]
福満 しげゆき / 講談社 / 2012-02-23
とても面白いし,素晴らしい内容だし,他人にもお勧めできるが,しかし自分で読むのにはあまりにつらすぎて,読もうと試みても途中で「うあああっ」と叫んで放り出してしまうので,未読のまま机の脇に積んである... というマンガが,何冊かある。現状では,伊図透「おんさのひびき」の2巻以降,久保ミツロウ「モテキ」の3巻以降,そして福満しげゆき「僕の小規模な生活」の5巻,が積んである。
 「僕の小規模な生活」を楽しく読んでいる人に伺いたいのだけれども、よくも楽しむことができますね? 俺は気楽には読めません。5巻において、かさぶたを引っぺがして塩をすり込むような思春期回想編に突入してからは特に。もう、つらくてつらくて。痛くて痛くて。恥ずかしくて恥ずかしくて。
 そうこうしているうちに出てしまった6巻は、著者が思春期回想編を描くことによってどれだけ身をすり減らしたか、という楽屋話が半分くらいを占めている。しまいにはあの奥さんが出てきて、「妻得意の憂いと慈愛とイヤミを込めた表情」でいわく「青春時代にはもう戻れんとよ」。
 うあああ。。。

Bookcover 百姓貴族 (2) (ウィングス・コミックス) [a]
荒川 弘 / 新書館 / 2012-02-25
「鋼の錬金術師」で売れっ子となった漫画家が、出身である十勝の農家を題材にして描くエッセイマンガ。面白い。お子さんいらっしゃるんですね、知らなかった。

Bookcover イムリ 11 (ビームコミックス) [a]
三宅乱丈 / エンターブレイン / 2012-02-25

Bookcover レッド(6) (KCデラックス イブニング ) [a]
山本 直樹 / 講談社 / 2012-02-23
 連合赤軍事件のプロセスを丁寧に描くマンガ。6巻にしてついに、山岳ベースでのリンチ事件のはじまりに到達した。

コミックス(2011-) - 読了:「僕の小規模な生活」「百姓貴族」「イムリ」「レッド」

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