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2012年5月23日 (水)
Beane, T.P., Ennis, D.M. (1987) Market Segmentation: A review. European Journal of Marketing, 21(5), 20-42.
仕事の都合で、消費者調査に基づくマーケット・セグメンテーションについて概観した資料を集めていて、Beane&Ennis(1993) というのがよく引用されているようなので、PDFを買ってみた。中身もわからんのに高い金を出すのも怖いけど、時間もないし、まあ経費でどうにかなるだろう、と。
で、読み進めるにつれ気が付いたのは、やたらに話題が古い。なんだかおかしい。もういちど調べたら、これ、87年の論文ではないか。出版社がデータベースに間違った発行年をいれているのだ(上のDOIリンクからだと正しいけど)。くっそーーーー。こんなこともあるのか。。。!
さらに、87年刊としてみても、やはり相当古臭い内容の論文で、引用している文献はほとんど60-70年代のものばかり。わたくし、歴史家でも好事家でもないので、いまさら近代マーケティング勃興期の若々しい息吹を感じさせられてもですね。。。あああ、悔しい。。。カネ返して。。。
見出しのメモだけとっておくと (内容をちゃんと読む気力はない。わがモチベーション地に落ちたり)
- コトラーにしたがい、セグメンテーションのベースをgeographic, demographic, psychographic, behaviouristicに分けて紹介。さらに"近年の"展開として、
- purchase occasion segmentation(ヒトを購入オケージョンでわけること),
- benefit segmentation,
- usage incidence segmentation(購入オケージョンとベネフィットでわける),
- user statusによるセグメンテーションとして、usage rate segmentation, loyalty segmentation,
- そのほかのbehavioristic segmentation,
- image segmentation(消費者の自己概念と製品イメージとの関係に基づくセグメンテーション)
- セグメンテーションのための統計手法として以下を挙げている:
- AIDとMultivariate AID,
- Canonical Analysis,
- Factor Analysis,
- Cluster Analysis,
- Regression Analysis (具体的にセグメンテーションにどうつながるのかわからない。Wildt&McCann(1980, J. Marketing Res.)というのが挙げられている),
- Discriminant Analysis,
- MDS,
- Conjoint Analysis,
- Componential Segmentation.
ま、どうでもいいや! 次に行こう、次に!!
論文:マーケティング - 読了: Beane & Ennis (19xx) マーケット・セグメンテーションの超最新動向