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2013年7月 8日 (月)
股間若衆―男の裸は芸術か
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木下 直之 / 新潮社 / 2012-03
日本近代の彫刻と写真における男性ヌードの歴史を、特に股間の表現に注目して辿った本。タイトルは「古今和歌集」のもじりだそうである。
めくったとたんに、赤羽駅前の男性裸体ブロンズ像の股間をアップにした写真がどどーんと。性器の部分が非常にあいまいである。井の頭公園にあるという北村西望という彫刻家の一連のブロンズ像に至っては、股間は「溶けている」としかいいようのない不思議な形で表現されている。なるほど。。。
ヘンな日本美術史
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山口 晃 / 祥伝社 / 2012-11-01
正厳寺というお寺にあるという「光明本尊」、著者は「鶯谷のグランドキャバレーを思い出す」と評していて、またまた大げさな表現を。。。と思いながら頁をめくって図版をみたら、想像を遙かに超えるデザインで仰天した。今調べたら、滋賀県の東近江市というところにある寺らしい。
ノンフィクション(2011-) - 読了:「股間若衆」「ヘンな日本美術史」