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2014年7月25日 (金)

しばらく前のメモ。整理がつかないので読了にしておくけど、これをもって読了と呼ぶのってどうなのか? 映画開始30分で眠りはじめ、終了と同時に目覚めて「うーんいまいちだったなあ」なんていうのと同じことではないか。

Becker, G.M., DeGroot, M.H., Marschak, J. (1964) Measuring utility by a single-response sequential method. Behavioral Science. 9(3), 226–232.
 WTP測定方法の一つであるBDM法のオリジナル論文。ちょうど半世紀前の論文を、切羽詰ったこの期に及んで読むだなんて、どんな好事家か... と思うが、引用したいんだから仕方ない。掲載誌は現在 Systems Research and Behavioral Science という誌名になっている模様。IFは0.47だそうだから、メジャー誌ではなさそうだが、当時どうだったかはわからない。

 ええと...
 被験者に「確率pでaドルを得る、確率1-pでbドルを失う」(これを (a, p, -b)と書く) のとなにもしないのとどっちを選びますかという聴取を繰り返す、という実験はすでにあった(Mosteller & Nogee, 1951)。この手法で効用関数を求めることができるけど、いくら試行を繰り返しても対象者の選択確率は同じであるという仮定が必要だし、pは既知でなければならない。そこで、(y, p, z)の最低の売値 s を設定させて... 以下、BDM法の提案。あまりに眠いので、メモは省略...

論文:予測市場 - 読了: Becker, DeGroot, & Marschak (1964) Becker-DeGroot-Marschak法のご提案

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