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2014年7月28日 (月)

Bookcover シャルル・ドゴール:民主主義の中のリーダーシップへの苦闘 [a]
渡邊 啓貴 / 慶應義塾大学出版会 / 2013-07-14
ドゴールの評伝。フランス近代史なんてろくに知らないから、勉強になった本ではあったのだが(ドゴールっててっきり68年の学生の反乱で失脚したのだと思っていた)...
 読み終えての最大の感想は、嗚呼、校正って本当に大事だなあ、ということであった。基本的に著者のいうことをそのまま信じるしかない一般読者としては、普仏戦争の敗北で公用語としてのフランス語を失うアルザスのフランス系住民の悲劇を描いた戯曲を「イヨネスコの有名な戯曲『最後の授業』」なんて書かれているのを見つけちゃうと、本の残りの部分まで全く信用できなくなってしまうのである。もし作者がイヨネスコだったら、生徒たちはフランス語を失うどころでは済まない、まさに命の危機だ。こういうのは優秀な校正者がいれば潰せたミスだろう。せっかくの碩学の著書が、もったいないことだ...

Bookcover 街の人生 [a]
岸 政彦 / 勁草書房 / 2014-05-31
社会学の若い研究者とその学生による聞き書き集。

Bookcover 魚で始まる世界史: ニシンとタラとヨーロッパ (平凡社新書) [a]
越智 敏之 / 平凡社 / 2014-06-13
運悪く、考え事をしながら適当に読み飛ばしちゃった本なんだけど、なかなか面白かった。カソリックの「金曜日は魚の日」という伝統の背後には海軍力の問題があったりした由。

Bookcover イギリス史10講 (岩波新書) [a]
近藤 和彦 / 岩波書店 / 2013-12-21
シェイクスピアの史劇をちびちび読んでいる、その手助けにと思って読んだのだが、かの国の歴史のわかりにくいことといったら、もうね...

Bookcover パンの文化史 (講談社学術文庫) [a]
舟田 詠子 / 講談社 / 2013-12-11
大変面白い本だったのだが、しかし腹が減って困った。

ノンフィクション(2011-) - 読了:「パンの文化史」「街の人生」「魚で始まる世界史」「シャルル・ドゴール」「イギリス史10講」

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