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2014年12月 8日 (月)
Urban, G.L., Weinberg, B.D., Hauser, J.R. (1996) Premarket forecasting of really-new products. Journal of Marketing, 60(1), 47-60.
仕事の足しに読もうと思って積んであった奴。画期的な新製品の売上をマルチメディア・バーチャル環境をつかって予測しましたという、いささか時代がかった研究事例である。時代はマルチメディアだ、イット革命だ、インパクだ。
関係ないけど、オフィスがある原宿キャットストリートに、先日唐突に裸女のブロンズ像が飾られ、それがいかにも区がお金を出しそうな、品があって危なげのない作品で(吉野毅の作である由)、台座にはなんだか変な詩らしきものが書かれていて、近所の小学生に公募したのかなと思ったら、堺屋太一と署名があった。これが大人の世界か、と思った。
GMとやった事例で、お題は電気自動車(EV)のコンセプトの消費者評価。要するに、Urbanたちが当時やってたinformation acceralationという調査手法の実務適用事例である。あれこれ手間ひまかけて、実購買場面に近い感じの情報環境を用意する、というやつ。
実験計画が汚かったり(まあ実事例だからしょうがないんだけど)、結局は電気自動車に試乗させていたりで、途中で心底どうでもいいなという気分になってしまい、ほとんど読み飛ばした。すいません、このたびはご縁がなかったということで。
論文:マーケティング - 読了:Urban, Weinber, Hauser (1996) マルチメディアで上市前売上予測