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2016年1月17日 (日)
縮小都市の挑戦 (岩波新書)
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矢作 弘 / 岩波書店 / 2014-11-21
デトロイトとトリノ(どちらもかつての自動車の街)を題材に、都市の縮小政策について論じた新書。著者はもともと新聞社出身だそうで、取材を中心にした内容。どうせ外国の成功譚でしょ、と冷めた気持ちで読み始めたんだけど、なかなか面白かった。
数学が生まれる物語 第5週 関数とグラフ (岩波現代文庫)
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志賀 浩二 / 岩波書店 / 2013-08-21
数学コンプレックスが昂じて、こんな本をふむふむと読んじゃったりして... しかも途中でわかんなくなっちゃったりして...
砂糖の通った道《菓子から見た社会史》
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八百 啓介 / 弦書房 / 2011-12-12
砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)
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川北 稔 / 岩波書店 / 1996-07-22
美の猟犬―安宅コレクション余聞
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伊藤 郁太郎 / 日本経済新聞出版社 / 2007-10
散歩中に出くわした古本市がきっかけで読んだ本。
著者は新卒で安宅産業に入社、古美術コレクターとして知られた会長・安宅英一の側近として働き、倒産後は安宅コレクションを収めた美術館の館長を務めた人。安宅英一との日々の回顧を主軸にした古美術エッセイであった。
自分が理解できない世界の話を自分が理解できないということを理由に蔑むのは、厳として慎まないといけないと思う。また、安宅産業の末路を知っている立場から、敗者を後付けで鞭打つことも慎まないといけない。
しかし、一読してどうしても、憤りに近い感情を抑えきれない。安宅英一さんも著者の方も、見方によっては魅力的な人かも知れない。しかし、こういう人たちが組織を駄目にするのだ、と思う。もしくは、ある組織が駄目になるときにはこんな人たちが現れてしまうのだ、と思う。
ノンフィクション(2011-) - 読了:「縮小都市の挑戦」「砂糖の通った道」「数学が生まれる物語」「砂糖の世界史」「美の猟犬 安宅コレクション余聞」